試験の範囲はとにかく広い!過去問で出題傾向を把握せよ

<なにを勉強するのか>

ここでは、社会保険労務士試験に合格するためには、具体的になにを勉強すればよいのかを、科目の特徴や学習法とともに紹介します。

●労働基準法及び労働安全衛生法
労働基準法及び労働安全衛生法は、労働者の保護のために設けられた法律です。労働者が雇用される際の契約や労働時間など、さまざまな事項が規定されています。法律の内容は比較的わかりやすいのですが、試験では裁判の判例などを長文で出題する傾向があり、問題の難易度としては高いほうです。

●労働災害補償保険法
労働災害補償保険法とは、いわゆる労災というやつで、労働者が業務中及び通勤中に負傷、傷病、死亡した際に保険給付が行われます。
保険給付の部分を重点的に学習すれば、比較的点を取りやすい科目だと思います。

●雇用保険法
リストラなどで失業した際に給付される「求職者給付」や、資格スクールや通信講座で有名となった、教育訓練の受講料の一部を支給する「教育訓練給付」などがあります。学習ポイントは、被保険者と給付の内容についてしっかりと把握しておくことです。この2つがよく出題されていますので、しっかりと学習しましょう。

●労働保険の保険料の徴収等に関する法律
労働保険徴収法は、労災保険法と雇用保険法の保険料の徴収や、保険料の納付に関する手続きなどの規定を定めている法律です。数字を扱う問題が中心なので、計算方法をしっかりと頭に入れておかなければ解けません。

●労務管理その他の労働に関する一般常識
この科目では、労働者に関する法律や労働経済の動きについて出題されます。出題傾向をしっかりと抑え、最新の法令と労働経済について、把握しておくことが必要です。

●社会保険に関する一般常識
国民健康保険などの社会保険に関する法律や、厚生労働白書などの統計問題から出題されます。 ただ、労務の一般常識も社会保険も、一般常識は範囲が幅広く、難易度も高いのが現状です。

●健康保険法
健康保険法は、私たちにとって一番身近な法律ではないでしょうか。健康保険の被保険者は、病院などで診察を受ける際に健康保険所を提示すると、治療費負担は3割になります。この法律は社会保険労務士に関連した法律の中で、最も古い法律であることも特徴です。

●厚生年金保険法
厚生年金保健法は、標準報酬月額及び標準賞与額にそれぞれ保険料率を乗せた額ですが、これを事業主と被保険者で折半して負担します。学習のポイントは、老齢厚生年金。 とくに厚生年金保険法は、国民年金法や健康保険法と重複する部分が多いので、この2つの基礎をしっかりと固めることが重要です。

●国民年金法
国民年金法は、一般的に年金と呼ばれるものです。20歳から年金を積み立てて、基本的に65歳から受給するシステムです。試験では、給付に関する規定が毎年出題されているので、この問題を落とさないことが大切です。

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